今回はフットサル中に起こる怪我の中でも、特殊な現象にピックアップして解説したいと思います。仮説と検証を重ねた結果となっておりますので、同じ悩みを抱えてる方はぜひ読んでみてください。
定期的にフットサルを続けている中で、長い間悩まされている問題があります。
その問題とは足の親指の爪が剥がれるということです。
周りのメンバーに聞いても爪が剥がれることはないといった返答で「なぜ自分だけが剥がれるのか?」長い間ずっと疑問でした。
爪が剥がれてしまうと以下のような残念な点があります。
- 剥がれる際に激痛がある
- 数日間は痛みが持続する
- 爪全体が内出血してしまい黒ずんでしまう
- 一度剥がれてしまうと完全に剥がれるまで時間がかかる
わたしが一番嫌いな状態は、爪の片側だけ完全に剥がれているのに反対側がまだ剥がれきっておらず取れないという状態です。
爪はパカパカ開きますし、日常生活で靴下にも引っかかります。
下から新しい爪が生えてきて、剥がれた爪が完全に取れたら元通りになりますが、ここまで数か月は掛かります。
爪が剥がれていいことは何一つないので、これからお伝えするわたしの事例や検証を参考にして足の爪を剥がさないようにしてください。
爪が剥がれる状況の分析
まずは剥がれる場面について明確にしていきます。
これはあくまでもわたしのケースになりますので、プレー中のご自分の状況に当てはめてみてください。
ボールを扱っているときではない
ドリブルやパス、シュートの動作のときに爪は剥がれません。
毎回明確に覚えているのは、走っていて急に止まるときです。
シューズの中で起こっていることなので推測要素もはいりますが、おそらくは足の指の平がシューズの中で踏ん張っているときに体重がかかり、そのまま引っ張られる形で爪と皮膚が剥がれてしまうのだと思います。
序盤には剥がれない
数試合終えたあと、ある程度時間が経ったときに剥がれます。
走って止まるという動作を序盤にしていても、まず剥がれることはありません。
ここについてはわたしなりの見解となりますが、運動をしていると足の指に汗をかきやすいという個人的な特長が影響しているのではないかと思っています。といってもそんなにびしょびしょに汗をかくわけではありません。
厚手のストッキングを履いて、フットサルシューズを履くため、時間の経過とともに足の指がふやけているんだと考えました。
よくお風呂に入っているときに指がふやけますよね。
あの現象がフットサル中の足の指にも起きていると予想しています。
だから序盤はまだふやけきっていないので、皮膚と爪がしっかりとしている状態で爪が剥がれない。
十分にふやけてしまうと、走って止まるという動作で簡単に剥がれてしまうといったカラクリです。
体重の増加
フットサルを始めたころから体重は増加していて、低く見積もって10kg以上は増えているため、それだけ足にかかる負担も増えています。
いま思い返せば、昔はこんな簡単に爪が剥がれたりしていませんでした。
爪を剥がさないためにできること
この3つの事象から解決方法を導ける!と思い実践検証をした結果になります。
まずはひとつめの剥がれる場面の検証です。
全力で走っているときに急に止まることへの対策
これについては以下の内容を実践しました。
足の指で止まろうとしないこと
足の裏全体もしくは親指の付け根部分の盛り上がったところで止まるイメージをします。
親指の付け根部分の正式な名称は「母指球」と呼びますが、ここに力を入れて踏ん張ると指と爪へのダメージは確かに少ないです。
野球でもこの「母指球」の使い方は重要なようです。
急に止まらない
もうこれはそのままですね。
オレは瞬発力には自信があるぜ!といった具合に踏ん張って急に止まらないようにします。
もちろんゲームに影響がでるかもしれませんし、あなたが急に止まらなかったせいで失点につながるかもしれません。
ただこれが全国大会出場への切符を賭けた試合などでなければ、痛い思いをして怪我につながるよりはいい選択です。
手抜きに思われるかもしれませんが、確かに足の爪に対する負担は激減します。
足指の保護キャップを使う
親指にはめる形で使います。
これをつけるだけで、走る止まるといった動作をしても爪が剥がれずに済むかもしれません。丸っと足の親指全体に被せるため、感覚はいつもと変わってきますので慣れるまではプレーに影響がでる可能性はあります。
登山などでは保護キャップは必須アイテムのようですね。
続いてふたつめの検証です。
序盤に剥がれないことへの答え
汗をかくというのは意識的に止めることはできません。
そこで如何に足の指がふやけないようにするかが重要になってきます。
1試合が終わり休憩になったタイミングでシューズを脱ぎます。
足の指を少し風に晒しましょう。できればストッキング(靴下)も脱ぎたいです。
裸足で指を休めることで、ふやけ度合いも元に戻ってきます。
風に当てている最中は気持ちいいのですが、これはそれなりにリスクも伴います。
疲労度が極端に増しますね。加えてシューズとストッキングを脱ぐと足が解放されてリラックスできますが、またすぐに履きなおすとなると不快感があります。
でもこれも足の爪を守るために実践しましょう。
足が蒸れていると感じていない人やふやけにくい体質という人は裸足になって乾かしても効果はないと思われます。念のため。
そして最後にして一番重要かもしれない検証です。
ちなみにわたしはまだ検証に至っていません。すみません。
体重を減らすという難題
体重が軽ければ、急に止まった時に掛かる負荷が軽減されるだろうということは容易に想像できます。
健康のために体重の維持をしたいということでフットサルをはじめた経緯はあります。
しかし月に1回程度では微々たる影響も与えることができず、はじめた頃から10数キロは増えてしまいました。
お恥ずかしい限りで、わたしの不徳の致すところ。
そんなことより食生活の見直しをするべきだと強く思います。
これについてはわたし自身が検証できていない内容なので痩せたら剥がれなくなったよ!という人がいましたら、ぜひ教えてください。
それが原因だ!という特定に繋がりますので。
さいごに
ここまでつらつらと書いてきましたが、原因はひとつではないと思っています。
- 足の裏、母指球で止まるようにする
- 保護キャップを付ける
- 休憩中にシューズとストッキングを脱いで乾かす
上記の3つのポイントを実践した結果、一時期より剥がれにくくはなりました。
一定の効果は出ていると判断できます。ここに体重減少が加われば完璧な結果につながるのではないかという希望を持っています。
シューズメーカーによって特長も違ってきますので、もちろん自分の足にあったシューズを選ぶというのが一番大事です。
あくまでもわたしの体験ベースですので、足の爪が剥がれて悩んでいるという方はぜひ試してみてください。