先日はじめてLINEデリマを利用したちゃびんです。
わたしたちが生活をしていく中で、世の中が便利になるのはとってもいいことですよね。
産業の発展なんていかに楽して便利に過ごすかを考え抜いてきた先人の知恵の積み重ねでしかありません。
今回は街中でよくみかける料理宅配サービスのUber Eats(ウーバーイーツ)について考えてみました。
Uber Eats (ウーバーイーツ、かつてはUberEATSと表記)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置くウーバー・テクノロジーが2014年より展開しているオンラインフードデリバリーサービス。2016年には、日本でもサービスが開始された。
モバイルアプリケーション(iOS、Androidのみ対応)を使って、対応している飲食店に出前を注文できる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
街中のUber Eats
ここ最近は新型コロナウィルスの影響もあって、外食や買い物が減ったせいかUber Eatsを街でよく見る。
わたしは利用したことがないので、実際の配達クオリティはわからない。
商品が丁寧に運ばれるのか?
配達にかかる時間は?
通勤で都心部を歩くため、より一層Uber Eatsの配達員を見るのかもしれない。
すれ違う自転車の2台に1台はUber Eatsだ。
いや、嘘だ。それは大げさだとしても5台に1台は見かける。
もちろん夕食の時間帯だとか、注文が比較的多い時間帯ということはあるかもしれない。
誰もが経験していることかもしれないが、Uber Eatsの自転車に何度となくヒヤリとさせられたことがある。
目の前で通行人にぶつかった事例を目撃したことはあるが、運よくわたしはUber Eatsにぶつかるといった目にあったことがない。
ただ、このUber Eats全盛かつ外出を控えている状況を考えると、誰もがそういう状況に遭遇するのも時間の問題のような気がする。
特に危ないシーンを3つ挙げてみる。
【危険事例1】信号無視
Uber Eats配達員の報酬特性上、Time is moneyだ。
空き時間に配達をしている、もしくは副業で配達をしているなど限られた時間で配達をしている人たちが多い以上、限られた時間内にできるだけ多く配達したいと普通は考える。
そのために手っ取り早いのは信号無視だ。
ただここに関しては時間優先以外に、赤信号を渡ることに慣れているわたしたちの文化が影響していると思う。
横断歩道で赤信号を待っている時に、どう見ても車もバイクも来ない、自転車すら来ないというのが見えていたら誰もが渡ってしまった経験はあるだろう。
車を運転している時以外は赤信号に対しての価値が著しく下がってしまう。
岩手県立大学の「自転車の赤信号無視の実態分析に関する研究」にも、自転車の交通ルールが軽んじられてしまう危険が報告されている。
その前提があるからか、Uber Eatsの配達員も歩行者が止まってくれるだろうという意識が強い。
そのままの勢いで渡る前からもう赤に変わった信号に突っ込んでくる。
その結果、青になって歩き出した歩行者にぶつかるのだ。
信号無視における一番の危険ポイントはこの瞬間だ。
【危険事例2】スマホを見ながら運転する
これまたUber Eatsの宿命、ながら運転である。
配送先を調べているのだろうか。
もしくは次の案件をキャッチするためにスマホを確認しながら道を流しているのだろうか。
これまた歩行者は気をつけなければならない点だ。
ながら運転の事故は近年増加しており、それに伴って加害者側には重い判例がくだることも増えている。
先日わたしが目撃した事例は、このスマホ見ながら運転Uber Eats配達員だ。
わたしは自転車専用レーンがある歩道を走っていた。
わたしの2台前にUber Eats。1台前にはリアシートに子どもを乗せたお母さんが走っていた。
速度は出ていなかったのだが、あろうことかUber Eatsが急に道を確認するためにスマホを見だしたために、急激に速度を落とした。
その結果、後ろのお母さんの自転車が衝突するというケースだった。
これは追突する方が前方不注意ではないかと思えるのだが、流れに沿った速度で全ての自転車が走っていた。
その時に急ブレーキをかけたように速度を落としたため、とてもじゃないが予測はできないだろう。
後ろから見ていてもそのように感じた。幸いなことに子どももお母さんも怪我をしていないようだった。
想像するにそのUber Eatsは道を一本間違えたか、目的地を過ぎてしまったのだろうと思見て取れた。
これもまたあるあるケースで、必ずしも勝手知ったる道を配達する訳ではない。
そんなときはスマホに表示される地図だけが頼りだ。
明らかに迷ってそうな態度が見えれば予見できるが、そんなキョロキョロUber Eatsばかりではないだろう。
これも歩行者や周りが気をつけなければならない。
【危険事例3】Uber Eatsのバッグが直撃
どうしてもバッグがでかい。でかすぎる。
そのために歩行者と歩行者の間をすり抜けようとしたUber Eatsのバッグがぶつかるのだ。
大抵うしろから来たときにぶつかっていくため、歩行者としては気をつけようがない点が問題だ。
ベルを鳴らしてくれるのならまだマシだろう。避ける準備ができる。
歩道といえども、歩行者はうしろからのアタックに気を配らないといけない。
もはやそれがUber Eatsとともに生きていくということなんだろう。
安全に過ごすために
特に危ない3つのシーンを挙げたが、これは何もUber Eatsに限ったことではない。
街中でUber Eatsだけがどうしても目立つため、素行の悪さが目につくが、日本中を走っている大抵の自転車だってこの程度のモラルで運転されていることだろう。
- 老人がフラフラしながら走ってくる
- 終始ベルを鳴らし続けて走っている
- 逆走して突っ込んでくる
数え上げればキリがないが、普通に走っている自転車だって危険に満ち満ちている。
近年ではこういった自転車事故の事例で重度の障害を相手に与えてしまうことや相手が亡くなってしまうケースも増えてきている。
その結果、高額な賠償金の支払いを命じられることもある。
東京ではこの4月1日から自転車保険の加入が義務付けられる。
それによって加害者が支払えない、被害者がもらえないといったことが少なくなるのではないかと願う。
ただ、保険に入っているかどうかが問題ではない。
Uber Eatsの配達員で見た事例や一般の自転車運転者による危険な状況を一人ひとりが認識して、安全を心掛けなければならない。
新型コロナに感染して重症化したらどうしようという不安よりも自転車に突っ込んでこられて最悪のケースとなることの確率の方が圧倒的に高い。
もちろん自分が加害者側となることだってある。
外を歩けば、日々そのリスクはあるのだ。
今回テーマとしていることはUber Eatsの自転車が乱暴だとか交通ルールを守らないということを責めたてるものではない。
会社員やどこかのピザデリバリーのアルバイトと異なり、Uber Eats配達員は組織に所属しているという意識は希薄だろう。
Uberを代表して今日も配達している何て気持ちで働いている人は皆無だ。
これが危険運転やリスクの軽視につながっていることは間違いない。
ただし、その改善や啓蒙はUberにやってもらえばいい。
Uber Eatsの配達員を含めた一般の自転車運転者がもう少し高い意識をもつことが大切である。
この比較的安全で清潔な国、日本に所属している。
日本の安全に自分がひと役買っているんだという意識を持つことが重要だ。
安全なのは場所ではない。
そこにいる人、そこで暮らす人のモラルで、そこが安全な場所であるかどうかは決まる。
日本の土地で暮らしている人たちの文化、文明、知識、教養などが安全を生み出している。
それを忘れてはならない。
Uber Eatsの配達員をみて深く考えたことである。