在宅勤務になって3日目のちゃびんです。
いままでは言葉の響きだけで何となく憧れていた在宅勤務ですが、いざ始まってみると思いがけない難しい点があるもんですね。
まだ3日目の初心者在宅ですが、感じことを書いていきます。
テレワークの方がかっこいい
いままでテレワークと在宅勤務は同じ意味として捉えていました。
しかし少しばかり意味合いが違うようですね。
テレワークはどちらかというと、もっと広義のようです。
テレワークには在宅勤務も含まれています。
少し調べればすぐにわかることを書いちゃいますが、「tele:離れたところ」「work:働く」ということなので、職場以外から仕事をしていればテレワークと呼びます。
一方、在宅勤務は文字通り、家から仕事をするという意味です。
今回の場合は新型コロナウィルスの影響により在宅勤務になったため、例えば最寄りのカフェから仕事するといったことは相応しくないでしょう。
より、在宅勤務という限定的表現が正しいと思います。
テレワークの方がかっこいいですけど、これからは在宅勤務って使うようにします。
会社の予定だと2週間は在宅勤務になっていて、途中で出社する日はありますが、基本は在宅推奨と通達が出ています。
まだ3日目ですが、早くも在宅勤務の難しさを実感し始めています。
大きく3つにわけて在宅勤務の問題点と解消法を書いてみます。
運動不足に陥る
在宅勤務をはじめてからは意識的にPCの前に座っていて、食事やトイレなど以外は連絡がすぐに取れる体制で勤務していました。
結果として、会社にいるときよりもデスクワークの時間が長くなっていることに気づきます。
職場であれば、会議で移動するし、お昼を食べに外に出るし、ちょっとした打ち合わせなどで意外とデスクワークをしている時間は短いものです。
それが一気に8時間とか座り続けて作業、対応、会議などをして、極端に動かなくなったことを実感します。
今回は新型コロナの影響で在宅のため、より不要不急の外出をしないという点も運動不足に拍車をかける結果に繋がっています。
在宅勤務の時間管理は全て自分で行なうことになるので、休憩や外を軽く散歩するなど上手く組み込んだ方がいいでしょう。
いくら不要不急とはいえど、健康を害する可能性もあるので、近所を30分程度散歩をするといったことは許容範囲だと思います。
また外出はちょっと気が引けるという方は自宅でできる体操をしてみるのも、運動不足や腰痛に効果的だと思います。
どれだけ通勤の往復は運動になっていたんだ!と改めて思いますね。
誘惑に負けやすい
これは在宅勤務あるあるなんでしょうね。
カフェやコワーキングスペースなどで仕事を行なう場合は職場に近い感覚で仕事ができるのかもしれませんが、家には楽しいことがいっぱいありますもんね。
もともとわたしは家でダラダラ過ごすことがとても好きです。だからゲームをしたり、ネットを見たり、本を読んだり・・・と誘惑が多い。
在宅勤務は効率的にすべきだとは思うので、ダラダラと8時間働くよりも、6時間でその日の仕事を終える。
そして余った2時間を読書に充てるなどした方が、会社で通常勤務しているときと同じ成果を残せて余暇をリフレッシュや自分の時間に充てられるなどのメリットはありますね。
検索でも「テレワーク」と入れると「サボり」と予測検索で表示されるので、それだけ在宅勤務の場合、誘惑からの脱却は難しいのでしょう。
ここは考え方を切り替えて、会社ではその日の業務を定時2時間前に終えたとしても、おおかたの会社員は帰ることはできません。
在宅勤務はその日の業務を終えれば、例え2時間前であろうとも好きなことをやってみるというのがおすすめです。
リフレッシュ効果となって仕事にも良い成果をもたらすなら、誰も文句は言わないでしょう。(たぶん)
孤独になりやすい
家族で生活している場合は比較的健全な精神状態が保ちやすいかもしれません。
ただ、ひとりで在宅勤務をしている場合、その孤独感はより強く感じられるのではないでしょうか。
現在進行形で新型コロナの感染が広がっている中、いつ在宅勤務が解除されるのか不透明なところがさらに暗い陰を落とします。
そして職場にいるよりは圧倒的に会話をする回数が減ります。
以前の話ですが、わたし自身、東日本大震災後は10日間ほど在宅勤務になりました。
その時はノートパソコンと携帯だけで過ごしましたが、今ほど効率的にできたかといえば疑問です。
社内ネットワークにアクセスできるような専用回線は持っていましたが、会議などができていたわけでもなく電話での状況報告、確認というのがメインでした。
いまは会社がテレワーク用の会議システムなどを導入していることで、昔よりは意思疎通などもできるようになりました。
朝の会議を10分ほど繋いで、お互いの顔を見ながら行なうといったことができるだけで孤独は軽減できます。
たとえば一緒に動いているチームや組織でグループLINEを常に立ち上げておいて、業務や雑談などそこで共有できるようにしておくのもよいかもしれません。
ひとりで仕事をしているわけではないという感覚でいることができると思います。
そういえばLINEアプリができたのって震災以降ですもんね。
便利になりました。
テレワークの可能性
上に挙げた問題点はありますが、働き方改革が叫ばれている昨今、テレワーク自体が非常に有益になるのではないでしょうか。
自分で時間を管理しやすいといった部分では、保育園が見つからない家庭だったり、シングルマザーも活躍できる環境になると思います。
働き方改革って響きだけで、会社自体は対して何も変わってないのが現状ですからね。
これを機に本当の意味で働き方改革に取り組む企業も増えてくるかもしれません。
テレワークが普及してくると、そこから見えてくる問題も起こってくることは想像できます。
業務自体が上手く回っていけば、そもそもこんなに人数が必要なのかどうか?
結局最小限の社員数でも会社自体は経営できるのではないか?
これはまだ先の話で実際はわかりませんが、気に留めておくべきだと思っています。
日本人的思考から離れられない
最後になりますが、テレワークが日本に、日本人に向いているかどうかという点は疑問です。
わたし自身テレワークを行なっていて、ノートパソコンの前から離れるのに抵抗を感じました。
- 大事な連絡を逃がしたらどうしよう・・・
- いま上司から呼び出されてレスが遅れたら・・・
- 急な会議要請があったら・・・
こんな不安はいくらでも出てきます。
普段会社にいるときの方が、気軽に席を外すし、他の部署に行っていて長時間不在にするということを気にしません。
この感覚は不思議だなと感じます。
会社という場所にいる場合、そのような不安は感じないのに一歩外に出て、在宅勤務となると席を空けてしまうことに不安を感じる。
まだ3日目なのでそこまで強く意識していませんが、この在宅勤務状態が長く続けば
自分は会社に所属しているのだろうか?
会社は自分を必要としているのだろうか?
という思いが頭を巡るようになるのではないかと思っています。
外国人の友人と話していても、こういう感覚って日本人的だなと感じます。
仕事に縛られるというか、仕事が優先順位の最上位にくるというか・・・表現が難しいですけど、そういう類の指摘をもらうこともあります。
本当にこういう仕事観を持った人が多く、刺激を受けます。
ただ、これはある一定の年代以上はそういう昭和的な日本に毒されているのかもしれませんね。世代間ギャップはあると思います。
まぁ結局はやってみないとわからないですしね。
そうなったら諸手を挙げて歓迎しましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。